<緊急特番>年末年始、親族からの「もっと親身になって介護できるはず攻撃」の内情を理解しておく
普段あまりお付き合いをしていない親族にも、なんとなく会う機会が増える季節、それが年末年始です。
特に介護が必要な方がいるご家庭では、普段の介護に対する外部の意見や要望が、話題に上る事があるのも、こんな時期です。
というのも、普段どんな形で介護支援をしているのか全く把握していない親族ほど、たまに来ては好き放題に、まるで重箱の隅をつつくような事を言い出しかねないのです。
例えば、こんなこと。
・もっといい部屋においてやれ
・身だしなみをしっかりしてやれ
・親を第一に考えてやれ
・夜中もしっかり介護してやれ
・仕事などせずに、もっと手厚く介護してやれ
・施設などに入れるような事をするな、家で嫁が介護するべき
・ヘルパーなど頼まず、家族が世話するべき
・いいものを食べさせてやれ
・自分ならもっとうまくできる
・自分ならもっと大切に手厚くしてやれる
・男に介護などさせるな
・・・もうね、あきれます。
口は出すが手は出さない親族の、身勝手な言い分を聞かされて、普段頑張って手を尽くしている側からしたら、たまらないですよね。
「介護は実子」など、最近介護の話題や家族間の介護負担の話になると、誰がどこまで介護をするのかが、重要な話になる事があります。
実際は実子かどうかなんてどこかに飛んで行ってしまい、同居の家族、それも、女性が担う事が多いと感じます。
「長男の嫁がするべき」
「同居している嫁がするべき」
「一番近居のものがするべき」など。
上記のような事を言いたい人の共通点は、ただ一つ。
「自分以外が介護するべき」ということ。
普段、それこそ自分の時間なんて全くない状態で、仕事をし(これだって、介護にかかる費用をなんとか捻出するためかもしれないですよね)、家事をこなし、一生懸命介護支援をしている状態の方が多いです。
介護支援に参加していない人は、その苦労を知りません。知る気もありません。
ただひたすら、それこそ「酒の勢いで」攻撃する人も多いです。
無礼講だなんて勘違いな事を言いながら。
こういう人たちは、どうしてそんな事をするのでしょうか。
これも、簡単な理由です。
「うしろめたさ」なんですね。
・自分は実際に介護もせず、丸投げしており、それでどうにも気が咎める
・そうはいっても、普段は自分の目が届かず、不安である
こういうことです。
その自分のやましい、後ろめたい気持ちをなんとか正当化すべく、人のあら捜しをして、なんとか自分を有利に保っておきたい・・・それが、普段しっかり介護支援している人に対して、攻撃という形で現れるということ。迷惑です。
普段はこのように介護しています、寝る間も惜しんでしています、これ以上はできない位いっぱいいっぱいなんです、少しは理解してください・・・
攻撃された側が一生懸命現状を説明して、理解を求めようとしても、相手にもっと手ひどい事を言い返されたりするのは、相手のその後ろめたい気持ちを暴かれているような気持になるから。
「あなたは言うだけで、なにもできない人ですよ」と、見透かされているような気持ちになるからなんです。
言い返せば言い返すほど、聞きたくもない事を言われ続ける悪循環は、こうして生まれます。
相手の内情を知っていると、対処が変わってきます。
今回は、簡単な対処法をふたつお伝えします。
①黙ってその人の顔を見てみる
何も言い返さず、かといって怒るでもなく、悲しむでもなく、ただ「今の話って、
何の事?誰の話?」位の不思議そうな顔で見てみると、相手は単純にドキドキしま
す。「え、何かまずいかも?」位のインパクトを与えられます。
②肯定も否定もしないでおく
「あ~、〇〇さんはそう思うんですね~」とだけ、伝える。
こちらの出方が分からないと、相手は次の手を打てません。
「なんか言ったらどうなんだ」なんて言われたら(これを言った相手は、とっても不
安な気持ちでいます)「う~ん・・・」なんて感じで答えておいて、その人を放って
おく位でちょうどいいです。
そして、通常通りの介護支援をしましょう。
結局、周りが何を言おうと普段している人にはかなうわけがありません。
介護問題に関しては、普段している人が一番感謝されてよいのです。
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